中秋の名月
2026/09/05
「今はとて 天の羽衣 着るをりぞ 君をあはれと 思ひ出でける」
『竹取物語』かぐや姫の残した和歌です。
竹の中から見つけられ、大切に育てられたかぐや姫。しかし、月から迎えが来ると、地上で出会った人々との別れを惜しみながら、月の都へ帰っていきました。「今となっては天の羽衣を着て帰ってしまう。その時になって、あなたのことがしみじみと思い出される」という意味だそうです。
普段は当たり前だと思っている家族との時間や友人との会話、何気ない日常も失ったり遠く離れてして初めて、その大切さに気付くことがあります。
千年以上前に書かれた物語でありながら、そこの描かれている人の心は、今も何ら変わりがありません。
かぐや姫が見上げた「月」と、私たちが見上げる「月」も同じ「月」です。
今年の十五夜(中秋の名月)は、9月25日とのことです。ほんのひととき、スマホを置いて、日常を忘れ、かぐや姫の時代から変わらない「月」を眺めてみたいと思います。
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