松葉づえ
2026/09/11
膝蓋骨骨折の手術から10週が過ぎ、昨日執刀医の診察がありました。この段階で、膝の曲がる確度は120度となり、執刀医からは「経過は順調。あと1か月で正常膝と同様の150度まで曲げるようして、正座ができるように。」との指示がありました。
膝蓋骨は下肢と上肢の筋肉を繋ぐ役割を担っており、ここが折れると下肢と上肢が連携できません。この筋肉が現状右ひざの40%程度とのことで、膝の曲がる角度をつけるリハビリと筋力を戻すリハビリを、治療の最終段階として今後1か月程度行うことになります。
これまでお世話になった松葉づえは、自宅内ではすでに不要になり、月内には外出時も外して、待ちに待った「二足歩行」を再開します。
およそ2か月の間、松葉づえで外出していて気づいたことがあります。この社会は弱者に対して「とても優しい」ことです。道を歩いていると皆さん普通に道を譲ってくれます。エレベーターでは開くのボタンを押してもらえます。急な雨の日には目的地まで傘を差しだして歩いてくれた方までいました。このときは一瞬でも「もしかして新手のキャッチセールスかな?」などと疑ってしまう自分に深く嫌悪感を抱いたこともありました。
また、このひとは心から私の怪我の容態を心配してくれているのだな、と確かに感じる場面もありました。
怪我をしていなければ分からなかっただろう人の心や、真の優しさを知ることができたのは、強がりではなく、怪我をして本当によかった、と心から思います。
これからは、この数か月でいただいた温情や恩義をいろいろな形でお返しできるように行動してゆきたいと思います。
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代表社員 井口健一郎
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