新庄監督
2026/10/17
3年連続でクライマックスシリーズに進出した「日本ハムファイターズ」、またしても日本シリーズには勝ち上がれませんでした。このところ札幌での「良縁」に恵まれ、日本シリーズになれば念願の「エスコンフィールド」で観戦できることを期待していたので、とても残念であるのですが、楽しみが来年以降に続いていくのでよかった、と考えたいと思います。
私自身は小学生の頃、最初に両親に買ってもらった帽子が、黄色と黒の「阪神タイガース」であったからだと記憶していますが、それ以来の生粋のタイガーズファンです。その後1985年に、日本球界最高のピッチャーであったジャイアンツの槇原投手から放った、「バース」、「掛布」、「岡田」のバックスクリーン伝説の3連発は、今でも阪神ファンでよかったと思える記憶として、心に焼き付いたままです。
社会人になってからは、神宮球場のヤクルト戦によく通いました。新庄選手が4番を任されていた頃、ホームランを見ることはできなかったのですが、レフトポール際の大ファールを見て満足して帰路についたことがあります。ホームラン後に応援団に対してお辞儀する姿はよくありますが、当時の新庄選手は、大ファール後に守備に就く際にも、満面の笑みで「見てくれた?俺の大ファール」といった感じで、ファンに対して手を振っていました。
新庄監督の特徴は、野球を単なる勝敗を競うスポーツとして捉えていないことなのだと思います。ファンに夢を与え、喜びや感動を届けるエンターテイメントなのだということを、現役時代から一貫して身をもって示してきました。監督としても話題性のある演出や大胆な采配、選手の個性を引き出す起用法。これらは奇抜さを追い求めているのではなく、ファンに野球を楽しんでもらい、球場に足を運ぶ価値を感じてもらうための取り組みなのだと思います。
そして、ファンを大切にするチームでは、選手たちもまた、自分たちが誰のためにプレーしているのかを意識するようになる。観客の声援が力となり、勝利への責任感が生まれる。ファン、選手、監督が同じ方向を向くことで、チームに一体感が生まれてくる。もちろん、ファンを大切にするだけで勝てるほど、プロ野球は甘くありません。しかし、監督が野球の楽しさを追求し、選手が思い切って挑戦できる環境を作り、ファンがその挑戦を応戦する。
新庄監督の快進撃は、野球の技術や戦術だけでなく、「何のために野球をするのか」という原点を問い直しているように思えます。
ファイターズとタイガースが日本一を懸けて戦うという、今の私にとっての「夢の日本シリーズ」は持ち越しになりましたが(タイガースもまた本日クライマックスシリーズで敗退が決まりました。)、3勝3敗で迎えた第7戦で、清宮選手が土壇場大逆転のチャンスに「大ファール」で勝利を逃したとき、新庄監督はどのようなパフォーマンスをするのか、そんな日本シリーズを妄想をしながら、来シーズンも両チームを応援します。頑張れタイガース!頑張れファイターズ!!
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