選ばれるということ
2026/06/13
ビジネスの世界では、「顧客から選ばれること」が重要といわれます。企業は当然のこととして「契約が欲しい」「売り上げを上げたい」と思うでしょう。ただ、「選ばれよう」という意識が強すぎると、かえって自分の立ち位置を下げてしまうことがあると感じています。相手の顔色ばかりをうかがい、過度な値引きをしたり、本来できないことまで「できます」といったりしまう人がいます。その瞬間は相手に寄り添っているように見えるかもしれませんが、実際には「この人は契約をしてほしいんだな」という空気が伝わる。人は不思議なもので、追われると距離を取りたくなり、逆に余裕のある相手に魅力を感じるものなのでしょう。
相手に好かれたい一心で自分を曲げ続ける人より、自分の価値観を持ちながら自然体で接する人の方が魅力的に映るように。もちろん傲慢になるということではなく、顧客の声に耳を傾けることや、期待を超える努力も必要です。ただ、その努力の出発点が、「どうか選んでください」なのか、「この価値を信じています」であるかによって、相手に伝わる印象は大きく変わるものだと思います。
過度に売り込まない。必要以上に媚びない。自分の得意なことと不得意なことを理解して、できないことはできないという。そして自分たちの価値を必要とする相手を探していく。これは「顧客を選ぶ」ということではなく、「対等な関係を築く」ということなのだと思います。
無理に選ばれようとしないバイブス。決して強がりではなく、むしろ長く支持される人や企業に共通する土台なのではないか、と感じています。
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