高市政権成長戦略
2026/08/15
本ブログでは、高市-片山ラインが目指す積極財政の成功シナリオとリスクシナリオをどのように考えればよいか、私なりにまとめてみます。
理想的なシナリオは以下の流れです。
政府が成長分野への投資→企業の生産性が上がる→賃金・設備投資が増える→消費が拡大→税収が増える→財政赤字が改善する
特に期待される分野として、半導体、AI・データセンター、防衛産業、脱炭素・エネルギー、先端医療、インフラ更新、などです。片山大臣の考え方は、財政を単なる支出でなく、将来の稼ぐ力を作る投資として使う、という方向性です。
成功のカギはズバリ、「何にお金を使うか」、です。私が思う良い支出は、
半導体工場の誘致、AI研究開発、電力網強化、若い世代の教育投資、等です。
反対に悪い支出は、一時的な給付金、効果検証の無い補助金、既得権益化した事業等です。
つまり、「積極財政」そのものより、投資の質を管理できるか、が勝負になると考えます。
失敗したときのリスクとしては、
金利上昇、円安・物価上昇、海外投資家からの日本国への信認の低下です。
元財務官僚である片山氏の場合、財務省が何を懸念するか、どこで官僚組織が動くか、予算査定の仕組み等、を熟知していると思われます。そのため、前回のブログで書いたように、財務省と対決するというより、「財務省の厳しい査定能力を使って、成長投資を選別する」という運営手法を取るべき人事を行った、と見ています。
そして、最終的な成長投資先の選定は、財務官僚自身ではなく、「先を読むことができる」外部のプロフェッショナルに委ねることがよい思います。なぜなら、財務官僚のメンタリティーは、「今見えている」情報から判断して最も効率的な手法は何か、を見つけることには最も適していますが、投資のような、「将来のことは分からないけれど、この道が良い気がする」といった「イマジネーション」を要する意思決定は、いわゆる経営のプロのような人材でなければできないからです。
そのうえで、私たちはが今後見るべき指標は、実質賃金が上がるか、民間設備投資が増えるか、税収が自然増するか、長期金利が安定するか、であると考えます。
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